妊娠糖尿病入院1日目 1日のスケジュールと食事
妊娠糖尿病入院1日目 1日のスケジュールと食事
木曜日に糖の負荷試験を行い、金曜日に結果を聞いて妊娠糖尿病と病名がつけられました。そして、来週の月曜日から管理入院ですと言われてしまいました。
金曜日に即上司に来週から入院ですと伝えて土曜日日曜日と旅行用のバックに 荷物を詰めました。事前に妊娠糖尿病の入院について調べていたので、食事の内容などの把握は大丈夫です。
入院が決まってから家での食事内容を色々なサイトで確認して改善したので、私もこれから入院する人や最初の尿検査でひっかかり負荷試験が待っている人のために食事内容や入院生活を伝えられればと思います。
最初の尿検査でひっかかった時点で入院中の食事内容に変えておけば、入院して仕事を休んだり高い入院費用を出さずに済んだのにと私自身後悔しているので、是非参考にしてください。
入院費用とその内訳も時間見つけて記事にします。
きちんと書きたいので時間をかけて一つ一つの記事を書いていきたいと思います。記事の内容に責任を感じてしまうので。
月曜日朝10時に東京都の西国立駅にある立川病院に入院予約をとっていました。
到着して手続きや入院案内を終えた後に血糖値を計測することを想定して3時間くらい前までに食事をとっておきます。
2時間前だと初日早々にひっかかるのではないかと不安だったからです。
入院日までは鍋料理中心で血糖値のあがるような食事は控えていたのですが、しばらくは好きなものが食べられないと思い、パン屋さんの朝食セットを朝8時前に注文して食べました。
下が私の頼んだ朝食セットです。
このときも血糖値のことは考えて、まずは牛乳から飲みは始めます。
牛乳やヨーグルトは血糖値をあげるのを押さえてくれます。
バターと一緒についていたジャムは糖分が高いので食べずに残しました。
そして、少し遅れて10時半に立川病院に到着です。2年ほど前にリニューアルしたばかりなので病室も綺麗でした。
事前に食べれないものはあるか心配なことはあるかなどを書く書類を渡されていました。一回の入退院センターの入院受付で病棟の鍵となるカードをもらったらエレベーターで上がって書類をナースステーションに渡します。
入退院センターでの鍵の受け取りは思ったよりも早くてあっという間に終わってしまったのでびっくりしましたが、病棟についてからは色々と確認があるので時間がかかります。
病室の希望はあるか聞かれたので、追加料金無料の一番安い4人部屋をお願いしました。窓側と廊下側があり廊下側が安いのでそちらにしました。
部屋についているトイレや洗面所が近くなるので安いのかもしれません。
病院の8階ということで夜景がとても綺麗でした。
長く入院する人はいないので4人部屋は埋まらず入院期間中ずっと私を入れて2人から3人でした。
入院中に思ったのは、4人部屋よりも個室や2人部屋の方が人が入っていた気がします。
出産を控えた人が多いので、人が来ることやストレスフリーを考えて個室を選ぶのだと思いました。
入院期間中に、病棟の奥の自動ドアが開いたタイミングで何度か陣痛に苦しむ妊婦さんの声が聞こえました。
トイレとシャワー室の利用の仕方を教えてもらって施設紹介は終わりです。
病院に関しては事前のパンフレットや入院準備資料に記載がありました。
施設はコンビニはセブンイレブン、キャッシュコーナー、ランドリーコーナー、郵便ポストと揃っていました。
そして、予想通りついて早々に尿検査です。
尿検査は食事はあまり関係ないようですが、前回フルーツを食べて検査したらひかっかたことがトラウマになっているので用心し朝ごはんを早く食べたおかげで問題なしでした。
24時間の尿検査を行いますと言われ、出した尿をすべて捨てずに設置された袋の中に入れるように指示されました。
これは24時間蓄尿検査というものだということが後で調べてわかりました。
1日の尿をすべてためてその一部を提出する検査を24時間蓄尿検査といいます。つまり、私の場合は朝11時から次の日の朝11時までの尿を提出することになります。
翌日の朝11時に出なくてもいいからトイレに行くように看護師さんに促されました。
24時間蓄尿検査とは
この検査では、蓄尿検査から腎機能、1日の尿蛋白排泄量、塩分摂取量、たんぱく質摂取量などを計算することができます。
妊娠糖尿病では、特にたんぱく質にあたるC-ペプチドを見られています。
これはインスリンがつくられる時にできる物質です。そのため、インスリンと同じくらい割合でつくられているので、妊娠糖尿病の人がホルモンの影響でどのくらいインスリンの分泌に影響が出ているのかを確認することができるのです。
つまり、24時間の尿中のC-ペプチド量を調べると、1日あたりにどのくらいインスリンが分泌されたのかがわかります。
C-ペプチドが多いときはインスリンを分泌する力が強く、少ないときは分泌する力が弱いのでインスリンの分泌に異常があるのかどうか一発でわかってしまいます。ホルモンによりインスリンの量が少なくなっていたらこの検査でわかります。
1日7回の血糖測定のための血液検査
また、24時間蓄尿検査のほかに血液検査をするように言われました。血液をとって血糖値を測定されます。
2日目からは携帯用の検査機で自分で血液検査をしますが、初日は看護師さんが部屋に来て注射器で血液を取って行かれます。
私の場合は、入院中に食事前の空腹時、食後1時間後、2時間後、就寝前の検査が義務づけられました。
なので、1日目はお昼から次の日の朝までで合計7本も注射器で血を取られることに!
両手の肘裏が針の後とテープの痕だらけになりました。数日で目立たなくなりましたが、、、
初日は24時間蓄尿検査と注射器による血糖値測定、そして入院中続けることになる排尿と排便の時間記入、どのくらい食べられたか食事量の記入をすることになりました。
妊娠糖尿病の管理入院中の食事は決まっており、残さないように指導されるので食事に関しては自分ではコントロール出来ません。
残したらその分を記載しなければならないので。看護師さんからも目安1800キロカロリーを取った時の血糖値を知るためにも出来る限り残さないように頑張るよう言われました。
では、どうやってインスリンを増やしたらいいのでしょうか。
苦肉の策としてネット検索しまくった結果行きついたのは運動でした。
よくテレビでもウォーキングしましょうとか健康番組でやっていますよね。
管理入院の分割食で改善しなければインスリン注射を自分で打たなければならない可能性が高いので2時間後の血糖値をいかに下げるか必死でした。
妊娠糖尿病のほとんどは二型糖尿病です。
肥満、過食、運動不足は二型糖尿病のリスクを高めると言われています。
糖尿病の治療では、糖尿病専門医の先生のところにかかると必ず食事療法と一緒に運動療法を指導されます。
それは、運動を毎日続けていると筋肉の活動量が上がることで、悪かったインスリンの働きがよくなるからです。
単発でもある程度は効果があるようです。
早くても食後30分以降、出来れば食後1時間頃に運動をすると、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促されて血糖値が下がるので入院中に検査される食後血糖値でもひっかかりにくなります。
なので、ご飯を食べた後は血糖値の測定時間まで病院内を練り歩いたり、部屋でスクワットやかかとの上げ下げをしたり出来る限り運動をしました。
カーテンで仕切られているからこそ出来ますが、開けられたら恥ずかしいので看護師さんが来ないかソワソワしながら部屋でやっていました。
病院内は歩いても大した移動距離にならないので、外の敷地内も歩きました。
蚊にさされましたが。ステロイドの軟膏は出してもらえないので、ムヒをあらかじめ買っておくべきでした。
食事に関しても気をつけたことがあります。
一つ目は、ゆっくり食べることです。
早食いの人は血糖値が上がりやすく太りやすいのは有名な話です。
食事の後の血糖値は食べ始めた時間を起点として測ります。食べ始めてしばらくするとインスリンが分泌されて食べていても血糖値は下がって行くので落ち着いてゆっくり食べた方がいいのです。
食後からの時間はあまり関係ないので落ち着いてよく噛んで食べてください。
一回の食事で少なくても15分以上はかけた方が良いそうです。
周りの入院中の妊婦さんも30分くらいはかかっていました。一回に噛む回数も一口につき30回以上噛むと良いそうです。
二つ目は、食べる順番です。
これは有名な話なのでダイエットをしたことのある人なら実践しているかもしれません。
野菜やきのこ、海藻などの食物繊維を多く含むものを先に食べておくと糖の消化・吸収を遅らせる作用があるので血糖値が上がりにくいです。野菜だも根菜類ではなく葉物から先に食べましょう。
ヨーグルトが出た場合も最初に食べると血糖値が上がりにくいです。
それから肉・魚のメインに箸をつけます。病院食では必ず肉か魚のどちらかが入ってきます。最後にごはんなどの炭水化物を食べます。
食事のタイミングは決まっていて、1日5食です。
朝食8時、お昼ご飯12時、おやつ15時、夜ご飯18時、夜食20時以降となっています。
食事の内容
お昼ご飯 12時
おやつ 15時
ウエハース 二個
カル太郎
夜ご飯 18時
夜食 20時以降
夕食と一緒にくるが2時間後血糖値測定後にしか食べられない
イチゴジャム
パン